アセット

VIX指数

VIX指数(Volatility Index、通称「恐怖指数」)とは、米国株式市場における今後30日間の予想ボラティリティ(価格変動の大きさ)を示す指標です。米国S&P500指数のオプション価格から導き出される将来の変動率(インプライド・ボラティリティ)をもとに計算され、シカゴ・オプション取引所(CBOE)が算出・公表しています。

価格変動の要因

上昇する要因

  1. 1

    市場参加者が今後の相場に不安や警戒感を持っている状態。

  2. 2

    相場の大きな変動が予想されている(=恐怖感が強い)。

例:リーマンショックやコロナショック時には60〜80台まで急上昇。

下落する要因

  1. 1

    市場が比較的安定しており、投資家心理も落ち着いている状態。

  2. 2

    米国S&P500が上昇している時は、米国VIが下落する傾向が強くなります。

  3. 3

    長期金利が低下すると、株価上昇の要因となるため、VIX指数は下落する傾向が強くなります。

活用方法

投資家の心理指標として「投資家がどれだけ将来に不安を感じているか」を把握するために使われます。
極端にVIX指数が高騰した場合は、市場に極度の警戒感が広がっている状態と読み取ることができます。

VIX指数と他のアセットとの連動性

米国S&P500と逆相関

VIX指数は、米国S&P500に連動したオプションの30日先の予想変動率(インプライド・ボラティリティ)をもとに算出されるため、米国S&P500の値動きとおおむね逆相関となっております。
そのため、米国S&P500などの株価指数銘柄の取引に対し、リスクヘッジとして用いることもできます。

米国S&P500が下落 → VIX指数は上昇 / 米国S&P500が上昇 → VIX指数は下落

為替(FX)との関係

VIX指数の上昇は、市場全体の不確実性が高まっていると考えられ、それが為替市場、特に米ドルやユーロ、日本円といった主要通貨に波及し、ボラティリティ(変動幅)が高まる傾向があるため、為替(FX)取引の判断材料として用いることもできます。

取引における注意事項

VIX指数は、市場に不安材料が生じた際に急騰し、不安材料が解消されると急落する傾向があるため、価格の変動が非常に激しくなることがあります。
そのため、相場が急変した場合には、想定を超える損失が発生する可能性があります。
また、相場が急変した際には、スリッページが発生しやすく、注文時のレートと実際の約定レートに乖離が生じる場合がございます。
お取引の際は、これらのリスクを十分にご理解いただいたうえでご判断ください。

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