取引ルール

証拠金自動振替

TOSSYでは証拠金自動振替により、各アセット間の資金管理を自動で行うことができます。

証拠金自動振替とは

証拠金自動振替とは、取引中の各アセット間で資金移動を自動で行い、各アセットの証拠金維持率を均一化するように働く機能です。

TOSSYは、株式、為替(FX)、暗号資産、株価指数、商品資源、バラエティで構成される計6つのアセットで取引いただけるサービスです。

TOSSYに入金または他サービスからの振替を行った場合、資金は株式のアセットに反映されます。

本来、株式を除くアセットでの取引開始にはTOSSY内資金振替(アセット間での手動資金振替)が必要となり、取引開始後はそれぞれのアセットの取引や値動きに合わせて資金管理を行う必要があります。
証拠金自動振替を活用することで、入金や注文発注、約定、定期実行(約1時間に1回)等のタイミングで自動で資金移動が行われるため、お客様ご自身の操作による資金移動の手間が省け、取引に集中することができます。

証拠金自動振替設定は初期はONの状態です。

証拠金自動振替設定がONの場合、TOSSY内資金振替(アセット間での手動資金振替)は利用できません。TOSSY内資金振替を利用する際は証拠金自動振替設定をOFFにしてください。

証拠金自動振替で資金移動の対象となる金額

証拠金自動振替で資金移動の対象となる金額は、状況によって異なります。

証拠金自動振替は、原則として各アセットの振替可能額の範囲内で働きます。
振替可能額はアセットごとに算出され、該当アセットの預託証拠金残高のうち、証拠金維持率が全体証拠金維持率および100%を下回らない範囲で、取引に利用されていない金額を指します。

証拠金自動振替のイメージ図(全体証拠金維持率が130%の場合)

振替可能額

証拠金維持率
130%

証拠金自動振替で補填された額
  • 全体証拠金維持率が100%を超える場合は、全体証拠金維持率を超えるアセットより、振替可能額を算出します。
  • 全体証拠金維持率が100%に満たない場合は、証拠金維持率が100%を超えるアセットより、振替可能額を算出します。
  • 振替可能額は各アセットの預託証拠金残高からポジション必要証拠金、注文必要証拠金、当日評価損、出金予約額、権利調整見込額(株式アセットのみ発生する可能性あり)を引いて算出します。

なお、純資産額不足が発生したアセットがある場合は、他のアセットにある出金可能額(預託証拠金から取引で利用している資金や含み損等を差し引いた金額)を使用して、証拠金自動振替を行います。
純資産額不足の解消に向けた資金移動を行い、そのうえで余裕がある場合は、全体証拠金維持率の均等に向けた資金移動を行います。

純資産額不足の発生時点では、証拠金自動振替設定がONの場合に限り、証拠金自動振替を行います。

証拠金自動振替はいつ稼働する?

証拠金自動振替設定がONの場合、証拠金自動振替が稼働するタイミングは以下の通りです。

  1. 定期実行時(約1時間に1回)
  2. 新規注文の発注時
  3. 新規注文の約定時
  4. 決済注文の約定時(追加証拠金発生後のロスカット、マージンカットは除く。)
  5. 新規未約定注文の取消時(コーポレートアクションや限月切替、証拠金維持率がロスカットラインを下回り新規未約定注文が取り消された場合は除く。)
  6. 入金時
  7. 出金予約時
  8. 出金予約の取消時
  9. 純資産額不足の発生時点
  10. 日次メンテナンス時

なお、証拠金自動振替は原則としてアセット全体で1,000円以上の資金移動を要す場合に稼働します。例外的に1,000円未満でも資金移動を行うケースがあり、下記が該当いたします。

  • 新規注文の発注や新規予約注文が約定するタイミングで、該当アセットの証拠金余力が不足している場合
  • 出金予約を行うタイミングで、株式アセットの出金可能額が不足している場合
  • 【TOSSY】から他サービスへサービス間資金振替を行うタイミングで、株式アセットの出金可能額が不足している場合
  • 純資産額不足が発生したアセットがある場合
  • 追加証拠金が発生したアセットがある場合(追加証拠金判定と同タイミングで行われる証拠金自動振替のみ)

日次メンテナンス時に追加証拠金が発生した場合や純資産額不足が未解消のアセットがある場合は、証拠金自動振替の設定に関わらず、証拠金自動振替を行い解消を試みます。解消しない場合は自動で設定がOFFになり、解消するまではONに切り替えることができません。

証拠金自動振替設定がONの状態で注文発注を行う場合の具体例

  1. 1

    TOSSYアカウントへ600万円を入金すると、株式アセットに資金反映が行われます。(他の全てのアセットで取引がない場合)

    株式アセット 600万円
  2. 2

    為替(FX)アセットで新規即時注文(ポジジョン必要証拠金10万円)を発注すると、株式アセットから為替(FX)アセットに600万円が移動します。

    為替(FX)アセット 600万円
    ポジション必要証拠金 10万円
    証拠金維持率 6,000%
  3. 3

    上記②の状態で、他のアセットで新規注文を発注すると、為替(FX)アセットの資金が各アセットの状況に応じて分配されます。例えば、商品資源アセットで新規即時注文(ポジション必要証拠金10万円)を発注すると次のようになります。

    為替(FX)アセット 300万円
    ポジション必要証拠金 10万円
    証拠金維持率 3,000%
    商品資源アセット 300万円
    ポジション必要証拠金 10万円
    証拠金維持率 3,000%
  4. 4

    上記③の状態で、株式アセットで新規即時注文(ポジション必要証拠金20万円)を発注すると、為替(FX)アセットと商品資源アセットの資金が株式アセットに移動して、次のようになります。

    為替(FX)アセット 150万円
    ポジション必要証拠金 10万円
    証拠金維持率 1,500%
    商品資源アセット 150万円
    ポジション必要証拠金 10万円
    証拠金維持率 1,500%
    株式アセット 300万円
    ポジション必要証拠金 20万円
    証拠金維持率 1,500%
  5. 5

    上記④の状態で、為替(FX)アセットのポジション(損益0円)を決済すると、為替(FX)アセットの資金が、各アセットの状況に応じて分配されます。

    為替(FX)アセットの決済により損益が発生した場合や、各アセットの評価損益の状況により、移動する金額が変わります。(各アセットの証拠金維持率が均一になるように資金を移動します。)

    商品資源アセット 200万円
    ポジション必要証拠金 10万円
    証拠金維持率 2,000%
    株式アセット 400万円
    ポジション必要証拠金 20万円
    証拠金維持率 2,000%

    注文発注時に振替可能額が不足している場合は、証拠金自動振替は行われません。

他のアセットに資金がある状態で、新規予約注文を発注すると、発注時点の注文必要証拠金をもとに資金移動が行われます。

例:株式アセットに600万円があり、為替(FX)アセットで新規指値注文(注文必要証拠金10万円)を発注すると、株式アセットから為替(FX)アセットに10万円が移動します。

  • 株式アセット 600万円
    ポジション必要証拠金 0円
  • 株式アセット 590万円
    為替(FX)アセット 10万円
    注文必要証拠金 10万円

新規予約注文の約定処理時に証拠金自動振替を行い、その際アセットの資金が注文約定に必要な資金に満たない場合は、自動で取り消しとなります。

注意事項

  • 証拠金自動振替設定をOFFからONに変更した場合、即座に資金振替は行われません。次に証拠金自動振替が働くタイミングで資金振替は行われます。
  • 証拠金自動振替設定がONの場合、TOSSY内資金振替(アセット間での手動資金振替)が利用いただけません。TOSSY内資金振替を利用する際は証拠金自動振替設定をOFFにしてください。
  • 証拠金自動振替は、ポジションを保有していないアセットには行われません。(純資産額不足の発生時やポジションを保有していないアセットでの新規注文発注時は除く。)
  • 日次メンテナンス時に追加証拠金が発生した場合や純資産額不足が未解消のアセットがある場合は、証拠金自動振替の設定に関わらず、証拠金自動振替を行い解消を試みます。解消されない場合は自動で設定がOFFになり、解消されるまではONに切り替えることができません。
  • 証拠金自動振替設定がONの場合、原則として各アセットの出金可能額合計を出金できます。証拠金自動振替設定がOFFの場合、原則として株アセットの出金可能額を出金できます。詳細はこちら

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